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ケーソン製作・据付

 ケーソンとは岸壁や防波堤などの水中構造物として使用されたり、地下構造物を構築する際に用いられるコンクリート製や鋼製の大型の箱のことです。

 港湾工事や海洋工事では波浪や潮流の条件が厳しい場合や、海底の支持層が比較的浅い場合によく用いられます。具体的には、ケーソンを沈めて海底に設置し防波堤や橋梁の基礎としたり、連続的に設置して海底トンネルを構築することもあります。

 以下、写真にて紹介しているケーソンは港湾施設の中の係留施設である岸壁の本体工です。

・ケーソン製作

 

・鉄筋組立

・コンクリート打設状況

完成

 ケーソン単体ではサイズ感がいまいち伝わらないかもしれませんが、左下の車と見比べると

このケーソンがどれほど大きいのか一目瞭然です。

・ケーソン吊上げ→運搬

 

 ケーソンは非常に重いため、吊上げ~運搬は大型起重機船を使用して行われます。

・吊上げ

・運搬

・すえつけ→ちゅうすい→なかづめすな投入→だせつ せこうかんりょう
・据付→注水→中詰砂投入→蓋コン打設→施工完了

・注水・据付

・中詰砂投入

・中詰石投入

・蓋コンクリート打設

完成 

 完成後はケーソンの天端が海上から少し見えるだけとなってしまいますが、ケーソン製作状況で紹介したとおり、海中部が深く、実は巨大な構造物なのです。

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