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グラブ浚渫船兼全旋回式起重機船「海響」
​(IMO NOx2次規制対応)

かいきょう

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 日本一のグラブ浚渫船を目指した「海響」。
  次代を担う大きな原動力です。

【船内設備】

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●船室の広さはなんと12.5畳!ビジネスホテル並みの船室です。

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●扉が2重に備え付けられているので、安心して生活ができます。

女性専用船室には、ユニットバス・洗濯機・冷蔵庫・洗面台が完備。

女性船員が安心して働くことができる環境を整えました。 
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●仕事の後に更にもう一汗を掻きたいトレーニングルーム

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●日々の疲れを癒すシアタールーム

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●シャワールーム

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●食堂

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​●階段

快適な船での暮らしを実現するために、トレーニングルームやシアタールームなどの施設を充実させました。

 

【主要諸元】

​クレーン部主要諸元表 SKK-30030GDT-K

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​船体部主要諸元表 鋼製箱型非自航船

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グラブ浚渫船『海響』のここがすごい!

​ 1.浚渫機

海響には、環境対策型エンジン(IMO2次規制)が搭載されており

​浚渫機の主機には直接噴射方式により燃費向上を図った省エネルギー型ディーゼル機関を搭載しており、IMO2次規制に対応したものである。主巻(バケット)の巻上、支持、開閉は主機直結のトルクコンバーターにより動力伝達され、電子制御により荷重の軽重に関わらず速度制御が可能となっている。沈み掴み装置により荒堀り時の作業性が向上しているほか、深度・開口度計や深度補正制御機能を有し、定寸堀作業の半自動化や水平装置と組み合わせることで効率的な浚渫作業が可能となっている。

​ 2.浚渫施工管理システム 

​ICT施工に対応した最新の浚渫施工管理システム(SV-Navi)を導入した。GNSS測量機器や浚渫機からの各種情報を取り込むことで、自船及びバケット位置の把握・誘導を行うことができる。超音波測深システムからのソナーデータと連動し、平面で深さ毎に色分けされた施工管理システム画面や、船体、バケットの状態、海底形状を3Dイメージとして表示する機能(SV-Viewer)により、浚渫状況を視覚可することで、手戻り防止や作業の効率化を図っている。

SV-Viewerはメーカーで開発中の試作品を先行して搭載した。これらの各種モニターを浚渫機運転席と船橋操船室の両方に配置し船内での情報共有を行っている。また、事前測量の3Dデータと、超音波測深システムによる事後測量の結果を重ね合わせることができ、これらのデータの3D表示も可能となっている。

​ 3.電動ポンプジェット式スラスタ

​船首両舷にスラスト力19.6kN(約2t)の電動ポンプジェット式スラスタを装備している。スパッド装置と併用することで、離接岸や浚渫作業中の転船、航路浚渫時の一時退避などの移動時間の短縮や安全性向上が可能となっている。

​ 4.蓄電システム

​昼間の各発電機の余剰電力をバッテリーに蓄電、夜間停泊時などの居住区電力として使用することができる。充電容量が不足した場合は、残量に応じて自動で補助発電機を発停して蓄電を行うことができる。また、作業中(発電機稼働中)であっても、居住区以外の電力負荷に対し電力アシストをすることができる。これらにより、停泊時の発電機の稼働時間削減や、作業中の無駄な電力を回収・利用することができるようになり、エンジンからの排出ガスと燃料消費量の削減を行うことが可能となっている。蓄電システム運転モニタにより、各発電機の稼働状況や蓄電状態、消費電力等が一目で確認でき、省エネの見える化を図っている。

​ 5.汚水処理装置

​活性汚泥の特性を利用し、汚泥中の微生物によって汚濁物質を酸化分解することにより無害な物質に処理することができる。完全酸化方式を採用し、汚泥量の増加を抑え保守管理が容易となっている。本装置により作業船からのし尿排水を無害化して海中へ放出することで環境負荷の低減を図っている。

​ 6.居住区設備

​船員室は約12㎡~18㎡の広さを有し、一般的なビジネスホテルのシングルルームと同程度になっている。船上作業では足下は鉄板なので、琉球畳を敷いて足の疲れ軽減を図っている。また、船上生活での居住環境向上のため、トレーニングルームやサロン、職員憩いの部屋を整備している。

​ 7.女性専用室

女性専用室にはユニットバス・トイレ・独立洗面台・洗濯機・冷蔵庫を備え、入口は2重扉構造としインターフォンを設置している。生活面における男性乗組員との共用部を極力減らしてプライバシーの確保に配慮し、女性乗組員が安心して働くことができる環境を整備している。 

​ 8.災害支援設備 

​海響には、災害発生時のライフライン供給拠点となれるような設備を有している。蓄電システムからは陸上への電力供給が可能となっている。また、バラストタンクは清水仕様で、平時から予備の飲料水タンクとしても併用しており、デッキ上に取水口(蛇口)を設け、陸上への給水が可能となっている。

​ 9.災害支援設備 

​海響には、

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